2015年11月25日水曜日

ソラシティ

ソラシティ


今回はワテラスと同時期に安田不動産によって再開発されたソラシティについてご紹介します。

そもそもワテラスとソラシティはどこにあるのか?前回お伝えしていませんでした。
駅で言うと、御茶ノ水が最寄り駅になります。
筆者は秋葉原から歩いて行きましたが、途中には旧万世橋駅もあるので、秋葉原駅から歩いて行かれたほうがより楽しめます。

ソラシティは日立製作所の本社があった場所の再開発として建設されました。もともとあったビルを支えている杭は撤去せずに再利用されています。というのもこの近辺には地下鉄も多く通っているため、新たに杭を打つのは難しかったようです。
そのため、重量の重くなる鉄筋コンクリート造ではなく、鉄骨造となっています。

このソラシティ、最大の特徴は何と言ってもその大きさです。
ワンフロアが900坪以上あり、企業の本社機能としての需要を充分に満たすキャパシティを備えています。
また、フロアには柱もなく、非常に使いやすい設計になっています。
この柱について。ソラシティでは、非常に密度の高いコンクリートが使われており、通常より細い柱で支えられています。ですので地下でも開放感のある広々とした空間を作り上げています。


テナントには飲食店のほか、デジタルハリウッド大学が入っています。
企業は、日本製紙やみずほ証券が大手テナントとして入居しています。

ソラシティは環境面にも配慮された設計になっており、オフィスフロアにはLED照明が全面的に採用されているほか、太陽光発電も組み込まれています。


隣接するワテラスとはデッキで繋がれており、坂の多い立地ながらバリアフリーでの移動が可能になっており、これも一体的な開発の成果と言えます。

最近は地域の緑化を含め、一体的な再開発も多く行われるようになり、日本のこれまでの細々したビルが並ぶ風景が変わってきていますね。

ソラシティとワテラス、コンセプトの違う二つの大規模ビルを是非一度ご覧になって下さい。

2015年11月24日火曜日

WATTERAS

WATTERAS


千代田区神田淡路町にあるWATTERAS(ワテラス)を今回はご紹介します。

ワテラスはタワー棟とANNEX棟の2つの建物から成り立っており、こちらも大規模ビルであるソラシティと隣接しています。

タワー棟は41階建、164.8m
ANNEX棟は15階建、65m
となっております。特徴は全面ガラス張りのその外観です。また、一部の角は局面になっているのも特徴です。

タワー棟は19階までがオフィスビル、20階から41階までがレジデンスとなっており、よく見ると上層階はベランダがあることが分かります。

この場所はもともと淡路小学校があった場所でした。
小学校は平成5年に閉校となり、再開発となったわけですが、この地に所縁のある安田不動産と近隣住民とが一体となった開発が進められていきました。

この住民と一体となった再開発が、ワテラスの開かれたコミュニティとしてのコンセプトを作り上げたのではないでしょうか。


ワテラスにはcommonというオープンスペースや、ゆったりした庭園があり、休日には子供連れの方を見かけます。また、commonは勉強や仕事が自由にできる場所となっており、ノマドワーカーの方にはもってこいではないでしょうか。


さらにANNEXの14~15階には学生専用のワンルームマンションがあり、その家賃は7万5000円と、相場を考えると破格の値段になっています。
このスチューデントハウスには地域活動への参加が付帯条件となっており、ここでもコンセプトの浸透が図られています。

テナントについても少しご紹介します。コンビニやスーパー、飲食店が複数入っており、生活基盤となる店舗は備わっています。それらの中で注目なのが熟成肉(エイジングビーフ)のお店です。筆者はまだ行ったことはないのですが、ワテラスにある熟成肉のお店はとても有名です。



ワテラスはオープンしてまだ2年半です。安田不動産は淡路町に多数の土地を所有しており、会社としてもこの地域を長期的に発展させていきたいと考えているのではないでしょうか。


次回はワテラスと隣接し、安田不動産によって同時期に開発されたソラシティをご紹介します。

サンシャイン60

サンシャイン60


今回はサンシャイン60をご紹介したいと思います。


撮影日はあいにくの曇り空でした
その名前の通り、60階建ての超高層ビルです。

1978年開業当時は高さ239.7mというのは東洋一でした。もちろん日本一のビルです。



このビルは巣鴨拘置所の跡地に建てられ、東条英機などの戦犯が処刑された場所でもあることから、
敷地内の広場には祈念碑が建てられています。


JR池袋駅からだとサンシャイン通りを歩いて向かうのですが、

上層階はよく雲がかかっています。

それだけ大きいということですね。

低層階にはショッピング施設があり、また水族館やプラネタリウム、ナンジャタウンなどのデートスポットも多数あるので、
休日には多くの観光客の方が来られます。



最近の高層ビルは入居テナントを公開していないところも多いのですが、
サンシャイン60の場合は一覧で見ることができます。

それだけ古い建物だということなのでしょうか。




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ここからは余談ですが、建物の基礎に関するニュースがひっきりなしに流れていますね。
それらのほとんどはマンションや学校などに関するものです。

なぜ高層ビルに関するものがないのか?

それは、基礎の作り方に違いがあるからです。

サンシャイン60ももちろんそうですが、多くの高層ビルには地下に駐車場がありますよね。
これは別に駐車場を作ろうと思って地下を掘っているわけではないのです。

高層ビルの場合、直接基礎といって、建物そのものを地下深くの支持層まで埋めるような作り方をしています。

支持層にベタに基礎を作っているので、地下に広大な空間が生まれるというわけです。
そしてその地下を駐車場として使っているのです。

言い換えると、地下4階〜5階というような建物を見ますが、それは
地表から支持層までの距離が長いということになります。

このブログではこれら建築に関するお話もわかりやすく紹介していきたいと思っています。




2015年11月23日月曜日

損害保険ジャパン日本興亜本社ビル

損害保険ジャパン日本興亜本社ビル


初めての記事です。

今回は、私がビル好きになるきっかけとなった建物をご紹介したいと思います。

それが「損保ジャパン日本興亜株式会社」の本社ビルです。


このビルは西新宿の高層ビル街の一角に位置しており、もともとは安田火災の本社ビルとして、1976年でに淀橋浄水場跡地に建設されたものでした。

安田火災といえば、芙蓉グループの中核企業であり、そのシンボルマークが富士山であったことから、
このような独特の形状をしたビルになったと言われています。
ちなみにこの裾広がりな形状から、「パンタロンビル」とも呼ばれています。


損保ジャパンといえば、その名前がたびたび話題に挙がりますよね。
特に年末調整の書類を書くこの時期は、「社名が長くて書ききれない」という話をよく聞きます。



ここで少しこの会社のお話。

もともとは前述のとおり、安田火災海上保険という単体の損保会社でした。
この安田火災海上保険が、日産火災海上保険と大成火災海上保険と合併してできたのが

「株式会社損害保険ジャパン(通称:損保ジャパン)」

という会社です。まだこの時点ではすっきりとした名前ですね。



一方、日本興亜損保というのは、

「日本火災海上保険+興亜火災海上保険+太陽火災海上保険=日本興亜損害保険株式会社」

という変遷をたどっています。


この2社が合併してできたのが、

「損害保険ジャパン日本興亜株式会社」

という会社です。


一体何社が合併したのでしょうか。。



しかしこの歴史の中で、常にこのパンタロンビルはシンボルとして、本社として位置し続けてきた、ということになります。



西新宿周辺はだいたい同時期に開発が行われたため、全体的に古いビルが多くなっています。
現在建て替えなどが行われているビルはありませんが、あと10年もすれば、西新宿の高層ビル群の景色も変わってくるかもしれません。

この損保ジャパン本社ビルもいつかは立て直しが行われると思います。

できればこの形をずっと見ていたいですね。



夜の交差点から見えるこの景色、とっても美しいと思いませんか。

少しレトロ感のあるこのビル、ぜひみなさんも近くでご覧になってみてください。

2015年10月24日土曜日

ある日突然、高層ビルの魅力に目覚めました。

このブログでは東京都内にある高層ビルの魅力について紹介していきます。

基本的には、筆者が撮影した写真をもとに高層ビルとその周辺立地や歴史について触れていきたいと思います。